定年とは「一定の年齢に達した場合に会社などの組織を退職させる制度」のことをいいます。法律上は60歳以下となっているのですが、一般的には60歳~65歳の範囲となっています。この定年制度は制定当時の日本人の平均寿命をベースとして決められたため、平均寿命の延びた現状とは合わないという批判がでてきました。それを反映してか、最近では定年制度をなくした企業も増えています。
そして、夫が定年退職したタイミングで離婚することを「定年離婚」といいます。夫は仕事から解放されてのんびり生活しようと思っているのに、妻は今まで不満に耐えて夫に尽くしてきた分、自由に生活したいと考えているわけです。
似たような言葉に「熟年離婚」というものがありますが、これは長い結婚生活の末に離婚することを意味します。
熟年離婚というと熟年者が離婚すること捉えている人も多いかと思いますが、正確にいうとそれは誤りです。一般に、20年以上の期間を連れ添ったというような「長い結婚生活」があることが前提となります。例えば、50歳の晩婚の夫婦が60歳で離婚したとしても熟年離婚ということにはなりません。
悲しいことに、「定年離婚」と「熟年離婚」どちらの場合も、妻の側から離婚話を切り出すというパターンが多いようです。