夫とずっと一緒にいることが、たまらなく苦痛だと感じるという妻も多いようです。それがひどくなると、「主人在宅ストレス症候群」という病気になるといわれています。

定年前は夫が仕事をしている間が唯一気の休まる時間であったのに、定年退職をしてからはずっと家にいることになります。夫には仕事の定年がありますが、妻には主婦業からの定年はありません。これからはずっと夫のために行動が制約されるとなると、憂鬱になるという妻の気持ちも分かります。これといった趣味もなく近所に知人もいないのであれば、夫はまず外出をすることがないでしょう。そのうち、妻の行動についてあれこれ口出しをするようになってくるわけです。

かなり昔ですが、「亭主は元気だけれどもなるべく家にいない方がいい」という内容のTVCMが流行しました。これは現役で働いている夫を想定したものでしたが、実は定年退職後の状況にも当てはまるのです。人間誰しも自分だけの自由な時間・空間を持つということは必要です。定年退職を機に、夫も何か打ち込める趣味を見つけることや外で遊ぶ仲間を探して、適度に外出をしてあげる心遣いが大切です。一緒にいたいと思ったから結婚したはずはずなのに、時間が経つと離婚理由になってしまうというのはなんとも皮肉な話です。




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